結果が出る前に
言い訳をする子供がいると思います。
やってもいないのに
言い訳をするなんてちょっと
信じられないですよね?
そこで、
今日はその仕組みついて
お伝えしたいと思います。
誰だって傷つきたくない
どんな人も自尊心を
傷つけられたくないものです。
できれば
否定されたくないですし、
怒られたくないものです。
ダメ出しなんてされると
自尊心はどんどん失われます。
誰だって
人格を否定されたくないのものです。
どうして人は
自分の自尊心を
傷つけたくないのでしょうか?
そこで考えたいのが、
自尊心がどのようにして生まれるか?
ということです。
結果が自尊心を作る
ここで考えたいのが、
自尊心の正しい意味です。
辞書にはこう書かれてます。
自尊感情 self-esteem
自己に対する評価感情で、自分自身を基本的に価値あるものとする感覚。
引用・心理学大辞典
だそうです。
同じような意味で、
プライドがあります。
心理学辞典では
プライドという言葉が見当たりません。
プライドを自尊心と訳す辞書もあります。
しかし、
pride(プライド)とself-esteem(自尊心)は違います。
そこで、
prideを調べるとこんな意味が
書かれていました。
それは、
a feeling of pleasure and satisfaction that you get because you or people connected with you have done or got something good
ケンブリッジ辞書
簡単に言えば、
「人から評価されて生まれた満足感」
になります。
なので、
プライドが高い人ほど、
結果に対する意識がとても強いです。
当然、
一般的にはそれは誰もが
持っている考え方です。
しかし、
そのレベルが尋常ではないのです。
特に、
早い段階で結果を残し続けた人ほど
このプライドが高まりやすいと考えてます。
私も高校時代までは
それなりの名門チームに所属し
スポーツ推薦で高校に入学しました。
対した実力があるわけでもなく、
実績と評価だけで勘違いしました。
そんな経験をもってるので
いい結果によって勘違いという
プライドは生まれやすいと思います。
しかし、
この仕事をする中で
どうやらそれだけでは無いことに
気付くようになりました。
褒め方次第で子供のプライドを強化する
というのも、
人は結果を出した際に周りの人間から
必ず評価されます。
その時の褒め方が
強烈なプライドを作り上げます。
その一つが、
結果だけを褒めるパターンです。
人は結果だけを褒められると
プライドが生まれます。
すると、
そのプライドを守るために
失敗を極端に嫌います。
失敗を嫌うので
チャンレンジする事が出来ません。
そして、
チャレンジできないので
成長する事が出来ずに結果も生まれません。
プライドが強い人ほど、
プライドを守ろうとしてしまうのです。
このプライドを守るために、
ある言葉を発するようになります。
言い訳するのはプライドや自尊心を守るため
自分自身が傷つかないために
言い訳をする訳です。
例えば、
これくらいしか練習してないから
今回はあまりいい結果が出ない。
と思う事ってありませんか?
それが悪いとは言いません。
しかし、
一番気づいて欲しいのが
そうやってプライドや自尊心を
守ろうとする自分がいるということです。
そして、
サポートする人間は
その事実をしっかりと理解する
必要があると思ってます。
なので、
頭ごなしに「プライドを捨てろ!」
といいうのではなく、
まずはプライドを傷つけられたく
無いと思う我が子を受け入れて欲しいのです。
なぜならば、
彼らだって言い訳したくて
言い訳しているわけではないからです。
プライドを高められるような
褒め方をされてきたから今がある訳です。
だからこそ、
変わるのは彼らではなく
周りの人間だと思ってます。