子供に必要な意思決定を鍛える機会を親が与える

子供の成長のためにも
親の協力が欠かせません。

だからこそ
何を支援するか子供のために
親御さんが調べ最適なものを提供
しようとするその姿勢はとても
すばらしいと思います。

特に、人生経験が少ない
何も知らないお子さんにとっては
そういったサポートがとても嬉しく
感じるお子さんもいると思います。

そして
親御さんのサポートによって
結果も生み出されていると思います。

特に小学生から中学校位の
お子さんであればそれで
良いのかもしれません。

しかし、
高校生や大学生になるお子さんにとっては
いつまでも親御さんのサポートなしで
行動できないようではトップレベルでは
活躍できないと思います。

というのも、
レベルが高ければ高くなるほど
一瞬の判断で結果が変わる世界だからです。

この一瞬の判断を決めるときに
必要になるのが意思決定力です。

ではどのようにして
この意思決定力を鍛えていくべきか?

そこでポイントになるのが
「自分自身で決めた!」
という感覚をお子さんが持つことです。

つまりお子さんに
「最終的な物事の決断をさせる!」
という機会を作ることがポイントになります。

しかし
親御さんがその機会を
奪っているケースが多々あるわけです。

逆を言えば、
親が何でもかんでも前に出過ぎて
お子さんが答えるべきタイミングで
親が答えるパターンになります。

そんな風に、
物事を自分で決められないことが起きると、
お子さんから自発性は奪われてしまいます。

「親が決めてくれる」
「親の言う通りにすればいい」

さらには、
「親に逆らうことができない」
「親の指示に従わないと怒られる」

などの想いを
無意識に持ってしまいます。

私は長年、
メンタルコーチをしているので
こうしたアスリートの声を聞きます。

トップアスリートですら
自分でこの競技をやりたくて
始めたと思う人がいないことがあります。

私は、
この選手に出会った時に
衝撃的な印象を抱きました。

「好きで始めてないのに日本代表選手なんだ・・・」

しかし、
そういった選手ほど
とても感情の起伏が激しかったです。

このように、
「自分で決めた!」
という感覚がないお子さんは
将来的に感情の起伏が
激しくなると感じます。

というのも、
物事がうまくいかない理由を
外側に求めるのか?
内側に求めるのか?

つまり、
自責なのか?
他責なのか?
で成長スピードは変わります。

この違いを知るために、
心理学では「ルーカス・オブ・コントロール尺度」というものがあります。

18個の質問に答える心理検査です。

非常に簡単なテストで
その方が内的統制なのか?
それとも外的統制なのかがある程度わかります。

当然、
この内的統制よりだと
成長スピードが早いのですが
外的統制だと伸び悩むかなと思います。

なので、
お子さんが物事を決める時に
親が決めすぎてるなと思ったら
この心理検査をお子さんにさせるのは
とても有意義なものになると思います。

さて、
ここまでお話しすると
「与えすぎていることが悪いのかな」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、
私は与えることは大切なことだと思います。

大切なのは、
バランスなんですよね。

機会を与えながら、
最終的な判断をお子さんに任せる。

「自分自身で決断した!」
と思える経験をバランスよく
作るのがポイントだと思います。

そして最後に、
どんなに素晴らしい
メンタルコーチがいたとしても
試合中は選手の真横にいることはできません。

どんなに素晴らしい
指導者がいたとしても
試合中に真横にいることはできません。

同じように
親御さんも試合中に
お子さんの真横にいることはできません。

そういった
先々のことを考えたときに、
そういった
未来のことを考えたときに、

最終的な決断は
子供に任せるという勇気が
親御さんに求められます。

親御さんのお子さんを信じる勇気があるかないか?

それが
5年後10年後の
お子さんの未来を作っていくわけです。

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