メンタルコーチングは仕事なのか?

プロとしての心構え

先日、資格講座卒業生に、
こんな質問をさせていただきました。

スポーツメンタルコーチとは仕事なのか?

いきなりとんでもない質問で
皆さんを驚かせてすいません。

というのも、
私自身が仕事ではないのかも?
と思う瞬間があったからなんです。

例えば、
試合や練習視察。

ほぼ、毎回、
ワクワクした気持ちで行きます。

めっちゃ楽しんです。
試合や練習が。

2月の沖縄キャンプは
興奮の坩堝(るつぼ)です。

ゴルファーの試合だって、
ギャラリーに混じりながら
会場の雰囲気に興奮します。

こんな経験をしてるので、
だんだん現場に対してこう捉えてきました。

それが、
「現場に行くのが趣味」
という感覚です。

そして、
スポーツメンタルコーチも趣味?
のような感覚が芽生えてきたのです。

しかし、
この感覚に違和感を感じました。

そして、
皆さんに思わず質問したのです。

スポーツメンタルコーチって仕事なのか?

そして、
皆さんの答えを
見ながら思い出しました。

スポーツメンタルコーチは仕事です。

というのも、
私は選手が本当に結果を
出さなくてはいけない試合ほど
自宅で待機しています。

その理由には
2つあります。

1、どんな時でもサポートできるようにしている

試合直前になると、
突然選手から電話が来ることがあります。

あるプロ野球選手は、
試合10分前に電話してきました。笑

少しでも不安を取り除いてあげて
試合に挑んで貰った結果、
勝利投手になりました。

それ以外にも、
試合前日の夜中に電話が。

大事な試合前、
眠れないから電話がきたのです。

彼女が落ち着くまで、
たわいも無い話で時間を
過ごすこともありました。

そして、
翌日の試合で優勝。
あの電話に出れて良かったと思う瞬間でした。

フィジカルトレーナと違い、
心のケアはいつ必要になるか読めません。

しかし、
試合直前ほど何か起こるものです。

2、試合会場は脳が興奮する

試合会場は特別な空間です。
試合会場で直接サポートも可能です。

しかし、
私はそれを良しとしません。

というのも、
脳が興奮状態になるからです。

感情を司る扁桃体が興奮すると、
前頭前野が機能しなくなります。

脳が興奮状態になると、
いくら冷静を装っても的確な言葉を
引き出せない可能性が生まれます。

普段から脳の司令塔でもある前頭前野を
鍛えるために瞑想や目のトレーニングをしています。

それでも、
試合でどれだけ興奮するかは未知数です。

ましてや試合や練習を見るのが好きな
自分に取っては興奮する理由は揃っています。

そういったリスクを一切排除するために、
大事な試合ほど会場にはいきません。
(優勝した瞬間に立ち会えないのは寂しいけど・・・笑)

まとめ

ここまで書くと、
プロフェッショナルに徹している自分に気づけます。

やはり、
スポーツメンタルコーチとは仕事なんですよね。

ボランティアでやってると、
ろくなことがないと思います。

もちろん、
アスリートの金銭的な事情で
無料で提供したくなる気持ちがあると思います。

しかし、
無料で本気を引き出すことはできるのでしょうか?

無料だからやってもらう人に
成り下がってませんか?

スポーツメンタルコーチは仕事だからこそ、
自分なりのプロフェッショナルとしての軸を持っていきたいです。

ご参考までに。

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