「しつもん」だけではメンタルを高められない理由【意識と無意識の話】

ここ最近、
「しつもん」によるメンタル面を高める手法で
悩む指導者の方とお会いする機会がありました。

最初は質問だけで選手達が変わっていくことに大きな喜びを感じたんだけど、ある程度のレベルに行くとまったく効果がない。「しつもん」自体に彼らが慣れて来てしまい結果を残せなくなってしまった。メンタルはしつもんだけじゃないと思って鈴木さんの元にきました。 by 某サッカーチームの指導者

※許可を得て掲載してます。

背景には
選手の自発性を促す手法として
しつもんによって主体性を
植え付けるのが理由と思われます。

私自身も
「ポジティブアスキング」という手法で
選手自身が自問自答することで
パフォーマンスを高める方法として紹介してます。

また、
指導者や親御さんがお子さんに
前向きな質問をすることで
主体性を高めることを勧めてます。

ただ、
あくまでも様々な方法のなかで、
ベターの手法でありベストではないです。

インスタント的な手法であり、
これで心理面を完璧に高められるとは
思ってはいません。

あくまでも、
生姜焼き定食でいう
キャベツのような存在です。笑

それくらい
刺激的な表現で伝えるのには
理由があるからです。

それが「意識」と「無意識」です。
その違いを表現するときに
氷山が使われるケースがあります。

海に浮かぶ氷山、
海面から出ている大きさよりも
海中の方が大きいと言われてます。

それを、
実際に見えてる箇所を「意識」と言い、
見えてない箇所を「無意識」と喩えます。

このブログを読むみなさんも、
意識的に私の文章を読んでいると思いますが、
無意識に目を瞬きしたり
呼吸をしてると思います。

さらには、
足をどの方向を向いてますか?
意識的に足を動かしてましたか?
携帯を持つ手を意識的に使ってますか?

などなど・・・

意識してそうで、
意識してないんですよね。

それだけ、
意識の領域はとても狭いのです。
全体でいうと5%ほどです。

つまり、
95%以上が無意識なんです。
極端な数値ですが身体だけでなく、
心臓などの臓器ですら勝手に動きます。

となると、
「しつもん」に影響を与えるのは
意識と無意識どちらになると思いますか?

もちろん、
両方に影響を与えることもありますが、
どちらかというと意識レベルに
多くの「しつもん」が響くかと思われます。

つまり、目の前の選手が抱えるメンタルなどの問題を解決するために全体の5%である意識レベルにしか影響を与えてないということなんです。

これは、
しつもんだけでなく、
一部のメンタルトレーニングも一緒です。

つまり、
「メンタルトレーニング」も「問いかけ」によるアプローチも5%しか影響を与えてないのです。

なので、
残念ながらメンタルトレーニングを受けても効果を実感できなかったりしっくりこない選手が私のところに来てくれます。

では具体的にどんな方法で
無意識レベルに影響を与えるのか?
ここが大きなポイントなります。
そしてこれからのメンタルの手法も
この方法が主流になると思われます。

そこで重要になるのが、
選手の歴史なんです。

つまり、
彼らがどんな人生を歩んで来たのか?
どんな失敗をしどんな成功を収めたか?

なぜここまで彼らの人生の歴史を
ひも解きたいのには理由があります。

それが、
「思い込みの力」です。

人は、
何かしらの「思い込み」をもって
行動していることがわかってます。

この「思い込み」は
主に経験や記憶によって出来上がります。

となると彼らの歴史の中で
必ず行動の指針となる「思い込み」が
出来上がったと考えられます。

なのでうまくいかない選手は
何かしらの「変な思い込み」を持ってるんです。

この「変な思い込み」を特定できないと
いつまでたっても選手は同じこと繰り返すだけ。。。

つまり、
無意識に変化が起きてない状況なんです。

そのために行うのが
私が提唱しているスポーツメンタルコーチングです。

表面的な問題を解決するのではなく、
選手の奥底に冷凍保存された思い込みを
溶かしてあげる存在が日本に求められてます。

日本では、
そういった深い内容よりも
手軽に変化を起こせる手法が横行してます。

そんな日本人の価値観を変えるお手伝いに
共感してくれる方を募集してます!

是非、
資格講座にお越しください!

【公式WEB】
http://re-departure.com

【公式BLOG】
http://ameblo.jp/xrkxw649/

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